Agaricus Emeticus
Timothy F. Allen著 — 純粋マテリア・メディカ百科事典
(A. emeticus, Schæf.?)、おそらく Russula emetica, Fr.。ヨーロッパの森林に生育する、小型で刺激性の種。
典拠。
中毒例。
頭部
- 寝床まで運ばれなければならないほど激しいめまい;座ることも立つこともできない。
眼
- 流涙(臭いによる)。
- 眼の衰弱が持続する。
鼻
- くしゃみ(臭いによる)。
口腔
- その菌の吐き気を催す味が数日間続く。
- 口腔内の鋭い灼熱感。
胃
- 氷のように冷たい水を突然激しく欲する(不安の最も激しい発作中);それにより徐々に軽快する。
- ワインと肉を数日間嫌悪する。
- 激しい嘔吐を伴い、胃が糸で吊られていて、その糸が今にも切れそうな不安な感覚があり、顔には氷のように冷たい汗を伴い、読んでもらうのを聞いている際に頭を動かすだけでも、失神しそうな感覚が絶えず繰り返し新たに起こる;芳香性強壮剤の臭いで増悪し、とりわけ耐えがたい酢の臭いで増悪する。
- 胃の激しい灼熱痛が、胃内で動く鈍い物体が胃を外へ押し出すかのような感覚に変わる;その感覚はある時は一か所、またある時は別の場所にあり、悪心、非常に強いむかつき、激しいおくび、および眼の衰弱を伴う。
- 胃の有痛性圧迫感、その後に頻繁なおくびと、繰り返す嘔吐の試み。
- 胃部の不安感が絶えず増強する。
- 胃は8日間、触れることも咳をすることもできないほど過敏であった。
腹部
- 腹部膨満。
- 腹痛が絶えず増強する(半時間)。
便および肛門
- 下痢。
心臓および脈拍
- 脈拍は速く、極めて微弱。
全身症状
- 突然の著しい脱力(4分の1時間)。
条件
- 冷水により速やかに、かつ持続的に軽快した。